食堂ほかげ

日替わりと季節の一品、お造り、それに炊き込みご飯、数種類の地酒を揃える和食店。おいしいものを少しずつといった感じのメニュー構成になっていて、お値段も手頃だと思いますし、女性ひとりというお客さんの姿もよく見かけます。

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京都市上京区河原町通丸太町上ル西側
(河原町丸太町の交差点から西側歩道を北へ、京阪・神宮丸太町駅から10分かかりません)

鱧の落とし、梅肉で

隣席では相方が、〆鯖がおいしいすぎると、ビールが残っているのに冷酒を注文している。

後に食べた鯖のフライは薄衣で、スダチの酸味と香りをまとい、実にいい。

焼き茄子には赤ずいきが添えられてあって、茗荷が山盛り、こちらにもスダチが振ってある。

鰯の山椒煮には、今年の実山椒を使っているので、フレッシュさを残した辛みが舌を刺激します。

仕上げは、蛸の炊き込みご飯。薄味ではあるけれど、蛸の旨味が感じられ、2人でぺろりと平らげてしまったほど。

ミシュランガイド京都2020

ビブグルマンに5年連続で選出とのこと。おめでとうございます!

ご主人とカウンター越しに親しく話すようなことはないですが、数カ月おきに通っているので人柄を知ることに遭遇することもありますし、何より丁寧な仕事だからこそのお料理を出しておられますから特段の驚きはないですね。

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/ ミシュランガイド京都大阪2020 ビブグルマンにて5度目の掲載頂きました。 ありがとうございます。

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まずは、〆鯖から

きゅうりの酢の物が添えられていて、なんとなく芥子が合うのかなと思いつつ口に運ぶ。

酢締めが浅めなので生山葵が正解のようで、量が足りなくて追加でのせてもらいました。

鱈の蒸し物も良かったし、松茸と里芋の葛餡、豚の柚庵焼き、もちろん、最後に炊き込みご飯。

まったりとした夜だったからか、カウンターの隣の方と何気なく話し始めて、お互いの日本酒を注ぎあったりもして楽しい宴となりました。

炊き込みご飯

相も変わらず、土鍋の炊き込みご飯が目当てで行きます。

炊き上がるまでに時間がかかりますから、その合間に、一品料理に舌鼓を打つ。

豚の角煮はストウブで煮て鍋ごと提供されるのもいいし、日本酒の飲み比べが人気とのことでしたよ。

炊き込み御飯

個人的に一番は、「地鶏とごぼう」かな。

これまでだと、出回り始めた頃の「えんどう豆」や「枝豆」あたり、それから、「新生姜」や「とうもろこし」も良かったと思います。

炊き上がるまでに、どうしても時間がかかりますから、あらかじめ注文しておくと、頃合いを見計らって出してくださいます。

まずは、一品料理をつまみに地酒を飲んで、土鍋が立てるふつふつという音を楽しながら待つのがいいですね。

豆腐の味噌漬け

誘われて出向いたら、隣席は2回目という方、反対側は常連だというカップルさん、女性ひとりのお客さんもおられて、おのおの好みのものを食べながら、話が弾む。

おばんざいといった献立が並び、それらが期待を裏切らない質感で出てくるのです。

最後に鶏肉と牛蒡の炊き込みご飯を食べたのですが、どうやら前回も同じものを注文していた様子(笑)

それから、お店に行った数日後のこと、読者さんからメールが届いて、豆腐の味噌漬けがおいしく、日本酒によく合ったと・・・今度、食べてみますね。

京地鶏のハムと炊き込みご飯

調理場をカウンターがぐるりと囲む形ゆえ、グループでの利用は無理ですが、小皿に少量の盛りつけというあたり、あれこれ注文できていいですね。

京地鶏のハムには、柚子胡椒が添えられていて、この味わいは日本酒にも合うはず。

そうそう、グルメ系雑誌の今月号に、ほかげさんのご主人による炊き込みご飯の特集として、たくさんのレシピとともに10ページくらいにわたって掲載されていましたね。

もちろん、最後は炊き込みご飯ということで、またもや定番の地鶏と牛蒡にしました。

地鶏と牛蒡の炊き込みご飯がおいしかった!

お造りや昆布〆、天ぷら、薫製の炙り、南蛮漬けなどの魚をメインに、おすすめが10品くらいと定番ものといった感じの構成。

ふらりと立ち寄ることができる気軽でおいしい和食屋さんとして、雑誌などでも紹介されているようですから、これでまた、お客さんが増えますね。

豚汁でほっこり

茶碗蒸しや胡麻豆腐の揚げ出し、自家製さつま揚げがあるかと思えば、豚の角煮やトリッパの煮込みというのもあって、メニューは和食のみというわけではありません。

個人的には、野菜のお浸しやかき揚げ、魚の南蛮漬け、それに豚汁は必ずと言っていいほど注文しているし、それと本日のおすすめから選ぶ感じです。

屋号に食堂と入っていますが、定食のようなものはありません。


確か昨秋にオープン

外観は創作系、内装はカフェっぽい感じがするのですが、お料理は丁寧に作られた和食です。

メニューには、おつまみになるようなものが並んでいますし、日本酒も揃っていますから、ちょい飲みにもいいですよ。

一捻りと言いましょうか、ご主人のアイデアが料理に仕込まれていて、個人的には、胡麻和えや南蛮漬けがおいしかったです。

ご飯は小さな土鍋で炊き上げられて出てくるので早めに注文を、しっかり食べて飲んで、ひとり5,000円ほど。